2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

朝が来るとき。

ひとりでねむる部屋のなかに、やわらかい朝日が差し込んできて、ゆっくりと1日がはじまる、というイメージは、どこから生まれてきたのだろうか? たとえば、ジブリや『灰羽連盟』や『ARIA』などのアニメーション作品には、朝からきびきびと立ちはたらく目上…

酒の席いろいろ。

<文章の体をなしていないので、また後日> 1日16時間天井をながめているような、最低の精神状態から、やっと回復した。 普段、眠れないとき「ハルシオン」という睡眠薬を使っているのだが、あいにく在庫を切らしていて、薬を買いにいくのが面倒だったから、…

なーんかな

とても平らな精神状態です。 何がしたいかわからない。 というか、世界にあること何にも興味なくなっちゃったよ。 生きていても仕方ないかな。 成し遂げたいことも思い残すことも、何ひとつないわけだし、ね。 ・・・ それに何よりも私は生きることのディレ…

複数の意味体系に引き裂かれた状態で人は?

ものを考えたくない。 くだらないことが、なぜか重要とされていて、そういったことが多すぎる。 ・・・ 言語体系の複層性のようなことを、近頃よく考える。 ある人にとっての、何らかの体験の決定的な意味。 それを広げて、ある集団にとっての、何らかの事実…

焦土。

意気消沈したときの独り酒が、心地よい。 ここで駄目なら、もう生きていく場所がない、というところで、駄目だった。

空を見る。

奄美のダイエーで見られる皆既日食の映像を全国の系列店舗に配信する、という企画があったようだ。 (http://www.daiei.co.jp/corporate/index.php/release/lists/detail/550/) つまり、こういった天体の運動は、人々の認識のなかで均質化した空間、ダイエー…

Once In A Lifetime

相手にされてない、という状態と、怖がられている、という状態を比べたら、前者のほうがましか。 ♪ SWEET STRAWBERRY TOAST / esrevnoc 昨日いつになくビーチに出掛け、いつになく饒舌に話したり楽しく踊ったりしたので、体じゅうが違和感をうったえている。…

海岸にて。

逗子海岸にて海水浴とブラジル音楽。 ひがないちにち、飲んだくれて、言葉と身体の遊戯にふける。 逗子のまちはいいね。 小さな海岸から、やさしい風が吹いて、瀟洒な雰囲気の家々に、ゆっくり溶けこんでゆく。 京浜急行*1に乗って、坂の上に大量の家が載っ…

文化現象の遠近感

こんなことをするのなら、アカデミズムを離れることになるかもしれないけれど、餓え死にしない限り、それでもよくて、個人的な関心は、やはり、「ある種の文化現象の分析」にある。 餓え死にしそうなら、イタリア文学の翻訳でもやります。 それまた餓え死に…

クビキリサイクル

独特な言語表現が大きな魅力を占めるという作品の性質から、映像化は不可能と言われていた西尾維新『化物語』が、知らぬ間にアニメ化されていた。 最初数話だけ見てみたら、文字や実写とアニメの融合がかなり良くできているので、原作と比べてみることにした…

「狩り」

試験があって、あいかわらず出来がわるくて、会場には5年生が大量にいて、タバコ部屋で話したら「就職市場であぶれていますー」みたいな近況報告が延々と続き、1人だけ「財務省にうかりますたー」みたいな話になって、打ちひしがれる・・・暇もなく上野〜…

エレンとおはなし。

会話プログラムとチャットをしているのだが、これが面白い。 誰か/何かに共感することの難しさや、うまく話せなかったときの空虚な気持ちを、よく思い出させてくれる。 Sora : Do you tell me your first love? Ellen : About what can I tell you? Sora : A…

数理社会学会監修『社会を<モデル>でみる 数理社会学への招待』

社会を“モデル”でみる―数理社会学への招待作者: 日本数理社会学会,土場学,佐藤嘉倫,数土直紀,小林盾,渡辺勉,三隅一人出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2004/03/01メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 32回この商品を含むブログ (22件) を見る少しだけ読ん…

みたままつり。

靖国神社の納涼祭へ。 こちらは良い出店が集まっているのが面白くて、今回はサザエのつぼ焼きが美味だった。 あー、網焼きは本当にうまいなぁ。合羽橋で道具を仕入れようかな。 ベランダなり公園なりで炭火焼をして食ったらうまいだろうな。 帰りがけに九段…

内田隆三『国土論』

国土論作者: 内田隆三出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2002/11/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (12件) を見るタイトルとは裏腹に、近代日本史を点描する書物だったのね。 未だ途中なのだが、哲学の言葉で社会を語る、とい…

『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破』

1000ピース エヴァンゲリヲン 新劇場版:破 1000-128出版社/メーカー: エンスカイ(ENSKY)発売日: 2009/08/15メディア: おもちゃ&ホビー購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (7件) を見る川崎の映画館へ行ってきた。 この街では、再開発がずいぶん成…

『それでもボクはやってない』

それでもボクはやってない スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2007/08/10メディア: DVD クリック: 120回この商品を含むブログ (95件) を見る強いメッセージがありながら、脚本の刈り込みやカメラの構図について、丁寧な…

メロンと香料

♪ かせきさいだぁ / じゃっ夏なんで 手に入れたメロンが大層みずみずしかったので全部食ってしまった。旬の果物はうまいなぁ。 市ヶ谷の印刷会社と軍のあいだに荒涼とした人気の無い道路があって、その先には古い家並みや牛乳屋・本屋などがあって、都心にこ…

アラン・ソーカル, ジャン・ブリクモン『「知」の欺瞞―ポストモダン思想における科学の濫用』

「知」の欺瞞―ポストモダン思想における科学の濫用作者: アラン・ソーカル,ジャン・ブリクモン,田崎晴明,大野克嗣,堀茂樹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/05/24メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 146回この商品を含むブログ (97件) を見る知らなけ…

南部陽一郎『クォーク―素粒子物理はどこまで進んできたか』

クォーク 第2版 (ブルーバックス)作者: 南部陽一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/02/20メディア: 新書購入: 6人 クリック: 57回この商品を含むブログ (60件) を見る

外岡秀俊『北帰行』

北帰行 (1976年)作者: 外岡秀俊出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1976メディア: ?購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る一握の砂をかかえて、北へゆく。

William Faulkner "SANCTUARY"

Sanctuary (Vintage International)作者: William Faulkner出版社/メーカー: Vintage発売日: 1993/12/06メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る

かがやき。

今すぐ消えたいな、と、時おり思う。 花火みたいになりたい。 そういえば、花火会場を誰かとうろつくのって、爆撃から逃げることに似ている、と昨年直感した。 音と光が目の前で炸裂する。僕らはとどまる場所を占めることができず、人いきれの中を、ただ流れ…

北。

・140km/hで森を引き寄せる自動車の体感。3日で1000km走るとさすがに疲れる。 ・永遠に他者であり続ける存在、との距離感とは? ・北のクラブにてエレクトロニカを聴くおねいさんのゆらゆらした生活、と、一瞬ダンス・ステップを合わせることができるか? ・…

外山滋比古『思考の整理学』

思考の整理学 (ちくま文庫)作者: 外山滋比古出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1986/04/24メディア: 文庫購入: 91人 クリック: 844回この商品を含むブログ (748件) を見る1箇所だけ啓示があった。 『平家物語』はもともと語られた。くりかえしくりかえし語…

阿部謹也『日本人の歴史意識』

日本人の歴史意識―「世間」という視角から (岩波新書)作者: 阿部謹也出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/01/20メディア: 新書購入: 4人 クリック: 17回この商品を含むブログ (21件) を見る日本社会における「世間」の個人に対する優越について、さまざま…

米長 邦雄・柳瀬 尚紀『がを超える―米長勝負論講義』(1984)

がを超える―米長勝負論講義 (1984年) (Lecture books)" title="がを超える―米長勝負論講義 (1984年) (Lecture books)">がを超える―米長勝負論講義 (1984年) (Lecture books)作者: 米長邦雄,柳瀬尚紀出版社/メーカー: 朝日出版社発売日: 1984/06メディア: ?こ…

北へ。

明日からしばらく北へゆきます。 ひまな人はこれでも見たらいいと思うよ。 吹き替えにイタリア語を載っけたら、突然変異を起こしたアニメ。 イリオモテヤマネコのDNAを組み込まれた平凡な中学生・桃宮いちごが、東京ミュウミュウの1人となりエイリアンと戦う…