2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

たいせつなばしょ

この社会で生きていくことについての肯定的なイメージの原初にある記憶と、特別な場所って、意外とみんなもっているようだし、そういうものがあると、なんだか愉快だとおもう。 たとえばこんなかんじ。 (http://ameblo.jp/masumiokamura/page-2.html#main) …

匂い

匂いっておそろしい。 昔のアロマオイルをかいだら指先のふるえがとまらなくなった。 ローズマリーなのに習字の墨みたいな匂い。 何これ。 思い出せないけど、うわぁって心的現象とつながっている。 なにかに怯えているような。 すっごい体が冷えている。 思…

人気者

人気者は大変だ、という話。 数年前、地元名古屋に帰るたびに大規模な歓迎会がひらかれるという人気者の話をきいて、ささやかなことだけど自分も中学校の男子*1の友達ともっかい仲良くしようと思って、わりと親しかった人を数人うちに呼んだ。 1次会は郊外…

商品化と物質化

なんの倫理的な葛藤もなくビデオに出演することを選んだように見え、空気人形のように演技しているように見えるAV女優を見ていて。 身体の商品化(性産業の発展)と身体の物質化(医療の発展)は同時並行的な現象。 身体の交換可能性を上げる産業や技術は、…

Animated Reality

現実をアニメのようなものとして語ることは、人々にとってたぶん何らかの精神的な防壁?慰め?になるのだろう。 たとえば現実の冠婚葬祭がキッチュだと感じたとき、アニメにたとえれば、それを語ることばをみつけられる。 現実を歴史物語としてではなく、空…

トランス・アフリカン・ハイウェイ

新書アフリカ史 (講談社現代新書)作者: 宮本正興,松田素二出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/07/18メディア: 新書購入: 5人 クリック: 85回この商品を含むブログ (44件) を見るこれがおもしろい。 このごろ同じことばかり考えている。 交通とか交換とか構…

ロビンソン

だれか海外の日本人学校の先生にならないかな。 現代ではない時間を生きることのできる稀な職業。 どこか南の大都市の郊外で、少年少女に理科をおしえながら、休日には人類学や現象学や宇宙論や水村美苗を読むような人*1の書くものをよんでみたい。 というの…

猖獗をきわめる

ある単体AV女優がどうやら多摩地区の有名大学の学生で就職活動をしているらしい、というネットの噂の続報を追っていたら、大きな広告代理店に内定したとあって、やっぱりAV女優ともなると社会的評価が高いのかあ!と感心していた。 しばらくして、実際に働い…

JD

気づいたら、この4日間で800円しか使ってないや。 ハート型のシナモンクッキー焼いて紅茶と一緒に食ったり。 皮から餃子を作ったり。 夏の残りの素麺を煮て和風スパゲティにしたり。 映画みたり本よんだり。 京都三条パララックスレコーズのおすすめを端か…

宇田川町のTAKA

前からずっと、宇田川町あたりのレコード屋には近寄りがたいと思っている。 知識量の多寡そのもの、つまりこちらがモノを知らんことが問題なのではなく、豊富な知識量をありがたがる、あの過度に情報に依存したありよう*1が原因。 宇田川町あたりの音楽は、…

沸騰する

なんでこんなにかなしいんだろう。 ってときに昔の日本映画をみると格別。白黒。 それもエロいを通り越してシュールなやつ。 刑事と娼婦が話し合う真面目なシーンなのに、後ろの脇役の男がなぜか石膏のヴィーナス像に向きあって一心不乱に「わかめ酒」をして…

過剰さ

人の抱えている過剰さの質にはいろいろある。 たとえば、こういうこと言う人がいて。 あと、僕が生まれたのは岐阜で、いまも実家が岐阜にあるんですけど、ほんとに魅力がなくなってるなっていうのを感じますね。もう目指すものがないっていうか。ここで成功…

女=悪

「数学でありがちなこと」 (blog.livedoor.jp/news23vip/archives/1498430.html) 407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 18:33:12.21 id:K8AOEzQH0 女=悪の証明 女は時間と金がかかる(girls require time and m…

どん百姓

「ほっとするニュース セグウェイで通勤実験、つくば市職員軽快に エコ通勤に繋げたい」 http://mainichi.jp/select/wadai/hotto/news/20111004mog00m040013000c.html いなかの小役人が日本のぬるま湯につかった人たちの代表例とされる。 基本的に、現代日本…

木曜日は灰色の馬

おかしな時間に目ざめた。 すっっごい憂鬱。散漫。 普段は本を読むのが薬のかわりになってるけど、こういう日は何を手にとってもすぐ飽きる。 10代の頃は考え込んだり自傷行為をしたり、定まらなかったが、このごろではさすがに「こういうときはあれをすると…

沼地

日本でものを考えるのは沼地に家を建てるようなものだ。というようなことを柄谷行人が前に言ったと思うんだけど、どこで言ったのか?思い出そうとしていたら、小説大好きって地元の人から「角田光代って知らないよ」ってメッセージがきた。え?角田さんさえ…

中筋修

個人住宅の設計にとても惹かれる気持ちがある。中筋修とか、関西の理想家って信用できるような気がする。合理性大衆性商業性を前提としてその先へすすもうって意思が。

ハナレバナレ

小学校からの親友が次の春から地元の市役所で働くことになった。 10代のころ通っていた映画館(ミニシアター!)と喫茶店(カフェ!)のありかをおしえてみた。 放っておいたら、きっとあと数年で角のとれた詰まらない人になる*1から、話のわかる今のうちに…

まがいもの4態

1. まがいものしか知らない人 2. まがいものでも満足な人 3. まがいものしか手に入らなくて、あれこれ言いながら使い続ける人 4. まがいものは捨てる人 1と2はいや。3と4がいい。

きれいな女の人

きれいな女の人を見ても「きれいだなぁ」「こういう服が似合うかな」「どんなことを考えているか話してみたい」とは思うけど、つきあいたいとかずっと一緒にいたいとは思わない。起こりそうな状況をあれこれ思い浮かべて満足。それなら気の合う男の人と近所…

幸福な町と家族

幼年期の傷口の浅いひとと浅からぬ傷を負って生きているひとのちがいは、何をふつうと感じあるいは避けたいと願うかという差になってあらわれる。 個人的な禁忌。 ある言葉にとくべつ神経質に反応したり、小説や映画や漫画の話のなかに描かれたある設定にだ…

ニヒリズムそれから

たとえば、中国のいなかに郊外住宅地を作る仕事についた男の話をつくるなら、そこに流れる感情はなんだろう? 万物は易しいほうへ流れるという達観? 金(あるいは金によって高まる未来の生存可能性)のために命令をこなすという惰性? 俺の町が立ち上がると…

かえる/かくれる

隣人が欧州へかえっていった。 モラヴィアとかパヴェーゼとかイタリアの小説を好きで読んでる人が身近にはじめてあらわれて話がもりあがった。つよい味方を得た気がした。 何ひとつ話のつうじない*1人達だけが残ってしまった。 「倦怠とは一種の現実感の欠如…