朝が来るとき。

ひとりでねむる部屋のなかに、やわらかい朝日が差し込んできて、ゆっくりと1日がはじまる、というイメージは、どこから生まれてきたのだろうか?
たとえば、ジブリや『灰羽連盟』や『ARIA』などのアニメーション作品には、朝からきびきびと立ちはたらく目上の女性がいて、そうした物音に気づいた主人公の女性が、ゆっくりと朝日に身をまかせる、というシーンが頻繁に見られる。
そこにはいちばん早く起きる人がいるはずで、彼女にとっての朝は、まだ誰も起きていない時間なのだろう。
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ココロの余裕を取り戻したら、太平洋の島へ行きたい。
海辺にひらかれた出窓から見える朝日を静かに眺め、卵焼きを作ってから、浜辺へとつづく砂の道をあるいてみたい。