『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破』

1000ピース エヴァンゲリヲン 新劇場版:破 1000-128

1000ピース エヴァンゲリヲン 新劇場版:破 1000-128

川崎の映画館へ行ってきた。
この街では、再開発がずいぶん成功していて、かつての南町や競馬場の危険な香りはもはや無く、脱色された00年代っぽい消費空間、つまり後楽園遊園地のようなものが延々と広がっており、驚いた。
映画そのものに関して、敵がアニメより強くなっていた。
「構造の崩壊」がテーマでした。
平時-戦時
女-男
意識-無意識
家族-社会
子供-大人
友-敵
生命-機械
生-死
こういった構造が安定的に存在することにより、社会は安定して形作られる。
それに対し、これらが崩壊する場面が先鋭的に繰り返し描き出されること、それが、新しくなった『ヱヴァ』の何より刺激的なところなのだろう。
つまり、アニメ版の構造が映画版で崩壊するんだよ、ということが言いたかったのだが・・・。