2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

#7 高速列車

容疑者の夜行列車作者: 多和田葉子出版社/メーカー: 青土社発売日: 2002/06/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (58件) を見る1 Facebookをやめた。なぜか知らないが、あそこで遭遇した人々は、「一体感って最高!」って右手を…

#6 生肉日和

1 しばらく生肉日和で、いろんなものを見てまわった。 素人投稿、裏物、地下アイドル...こうした生肉にも飽きはてたように思う。 2 こんなにもロボットに魅かれているのは、彼らに感情がないから、かもしれない。 3 荒涼とした場末の夜道、たとえば国道16号…

#5 アデン・アラビア

1 茶道の教室にかようと季節を感じられて日本の伝統に触れられてうれしい、というようなことを言っている女の人に会った。外資系金融会社のプログラマ。 そういうの苦手だから、こないだ、「あなたはアルゴリスティックなことがお好みのようですね」と言った…

#4 青い吐息

1 ふわふわと...空想にふけるのは楽しい。 2 しかし、世俗的な問い...「私の生活はこれからどうなるのか?」「日本人の生活は?」「今の政治家は?」「金は?」「健康は?」といった話がからまってくると、途端に、地べたに頭をこすりつけられるような、蔓草…

#3 KxY

カン松xヌメカナを見た。 被写体の内面にせまること、つまり彼女の外部と内部を空間的・時間的にへだてる境界線をあらわにしながらそれを絶えず侵犯して塗り替えていくことで、恥という感情を引き出そうとするカン松に対し、秘密をかかえた過去の自分のよう…

#2 現場

1 【パナソニック 7650億円の赤字へ】 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121031/k10013146811000.html 2 むかしの同級生がこの会社にいる。彼は近所の中学の男の子。卓球と物理をすごい熱心にやっていた。京大で応用化学をまなんで、エンジニアになっ…

#1 注意散漫

0 散らかった部屋... 夢遊病者の徘徊... 1 毎日いろんな場所で、たくさんの言葉が紡がれている。 紡がれた言葉たちは、新聞やネットの記事になったり、本になったり、酒場のお喋りになったり。 ひとまとまりの実体として、言葉は一応それなりの体裁を整えて…