2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

街美女

1 テレ玉の「街美女アルバム」って地味な番組がけっこう好きで、もう何年もみてる。埼玉のかわいい20歳くらいの女の子が出てきて、ふじみ野市の喫茶店のパンケーキがうまいとか、八王子のサマーランドで告白されたとか、愛用のピアノとか、小学校の先生の影…

道具的理性ここに極まる

1 道具的理性*1ここに極まる、という実例はいたるところにあるが、先日会ったバイオテクノロジ専攻のプログラマをしている男の子との話は、ひどいものだった。 話の流れから、私がパースの記号論に注目してみたら?と言ったら、彼はその名を聞いたことがなく…

さまざまな遊び人と働き者

1 大塚英志のやってる文学コミケに出してるサヨクの人、いつも反原発デモにかよっていて、界隈ではそれなりに知られた人に会ってきた。物腰はやわらかくていいのだが、ちょっと政治的な話になると、さっぱり。たとえばチリのアジェンデ政権について初めてき…

夢を売る

金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか作者: ハンスアビング,山本和弘出版社/メーカー: grambooks発売日: 2007/01/01メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 246回この商品を含むブログ (47件) を見る1 昔の同級生から、「天王洲アイルの航空会社で働いて3年…

ネット通販

1 村上龍の出ている「カンブリア宮殿」というテレビで「オイシックス」というネットで野菜を売る通販会社のことをやっていた。サイトを見ると楽天よりかなり見やすいね。 2 ネット通販の良いところは、商品についての細かい情報を残せる、中間業者を省ける、…

本が出てこない

1 ロンドン在住のある文学研究者のブログをみて、イプセン『人形の家』を読もうと本の部屋をみたら、これがまったく出てこない。思い立って1分で出てこなくては、わざわざ買った意味がない! 2 分類。30冊くらいを1ユニットにして、各ユニットに4-5桁の番号…

冷蔵庫がこわれた

1 自転車をパクられた。冷蔵庫のコンプレッサーが壊れた。無力感... 2 冷蔵庫は裏を掃除して扉の歪みをなおしたら微妙にうごいた。SHARPの製品を買ったつもりが心臓部はZANUSSIというイタリアの製品だった。イタリア家電を使えて誇らしい。が、ガス充填とか…

篠原雅武『全-生活論』

全―生活論: 転形期の公共空間作者: 篠原雅武出版社/メーカー: 以文社発売日: 2012/04/26メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 254回この商品を含むブログ (7件) を見る1 私はかなり怠慢な読者ではあるが... 2 今の社会には「安全な世界」と「破綻した世界」*…

ハイデガーの講演会

1 分析的でない思考について考えてみたくて、このごろ美術論の古典をちょっとずつ読んでる。今夜はハイデガーについての講演会を聴いてきた。 2 ハイデガー『芸術作品の根源』という本は、今もドイツ語圏で芸術家として身を立てようとする人なら、ほぼ間違い…

サイバー・シティとマテリアル・ガール

1 広島カープのファンになるって、どういう感じなんだろう? 誰かが、ある場所を自分の故郷と認識する、というのは...現実的というより、むしろ記号的というか。 それに気づくと、ちょっと気恥ずかしくなっちゃうね。というのが、冒頭の動画。 現実の国道402…

見たくもないものを見る

人は毎日いろんなものから逃げてる。 ・年とった人は、自分のやりたかった分野で同時代に活躍した人の伝記をみるのが辛いという。 ・貧しい人は、自分にはきっと行かれないであろう外国の風景や貴族的な生活を取材した旅番組をみるのが辛いという。 ・学校で…

科学者

ある分子生物学者のブログを読んだ。 いま40歳前後の彼には、つつましい家庭生活があり、組織への所属があり、よりよい環境を求めての移籍があり、自ら陣頭に立つ組織の運営があり、予算獲得への活動があり、そうした日常の果てに世界新記録がある。 狭い意…