2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

小林秀雄『Xへの手紙・私小説論』

Xへの手紙・私小説論 (新潮文庫)作者: 小林秀雄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1962/04/12メディア: 文庫 クリック: 14回この商品を含むブログ (40件) を見る宿命が交わる。

白石かずこ『白石かずこ詩集』

白石かずこ詩集 (現代詩文庫 28)作者: 白石かずこ出版社/メーカー: 思潮社発売日: 1969/11メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る世界との距離 を ととのえる。

安楽椅子と水平生活

本を読むことがこんなに大きな快楽となったのは、一体いつからだろう。 優雅で端正な言葉とゆるやかに戯れることが好きだ。

今年3回目の海辺

速い電車で都心を抜けると、丘の上にたくさんの家が立ち並んでいるまちがある。 車窓を眺めていると、こうして出来上がった風景の中に自分がおさまってしまうことへの仄かな不安と同時に、それはそれで、何らかの導きがあったらそこへ自然に溶け込んでいける…

サウンドスケープ

あまり大きな音でなければ、電車の走る音を聞くことが好きだ。 特に、遠くから小さな電車がやってきたときの振動が枕木をつたって僕らの地面にやってきて、それが揺れる感じがいい。 運動会の喧騒を遠巻きにすることにも似た、快さがある。 あるいは、涼しい…

バンジージャンプ

歌舞伎町のバッティングセンターで遊んだら、生きてる感じがした。 慣れないところに力を入れるので、体幹に心地よい負荷が掛かって、眠りの質があがる。 バンジージャンプもそんなかんじなのかな?と思って調べてみたら・・・ 日本国内でバンジージャンプが…

中村雄二郎『共通感覚論』

共通感覚論 (岩波現代文庫―学術)作者: 中村雄二郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/01/14メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 65回この商品を含むブログ (27件) を見る「コモン・センス」という言葉は2つの異なる意味をもつ。 ①常識(ある社会の構成員…

雑記。

神保町の喫茶店で働くことが決まった。うれしい。 そのあと大食漢のT氏と新宿にて焼肉。おいしい。 さらに御苑と2丁目のあたりをぶらぶら。たのしい。 TENGAの何度も使えるやつが5500円もする!ゆりしー。

この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ。

今週はまとまった時間が取れるので、しばらくお休みしていた散歩を再開。 気候が良いのですいすい歩ける。・本郷から押上まで ・葛西臨海公園から台場まで ・羽田空港と品川沖この秋からフリーターになることが確定。いや発覚。 金が無いので来月初頭、終戦…

スネ夫のうた。

福永武彦『海市』

海市 (1968年)作者: 福永武彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1968メディア: ? クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る漢詩はあまり知らないけれど、蘇軾の詩は好き。 東方雲海空復空 群仙出没空明中 蕩搖浮世生萬象 豈有貝闕藏珠宮 心知所見皆幻影…

和の暮らし。

実家から持ってきて10年使った茶碗が割れちゃったので、新しい陶器のやつがほしい。 萩焼、伊万里焼、有田焼とか、いろいろ見てみたい。 その気にならないと、見えないことって多いから、思いついた機会にさっとでも見ておくべきだ。

「見わたすこと」と「見蕩れること」

周縁を取り込むことによって、中心が発生する。 地理的な話題に限らず、何か大きな出来事が他所に伝染する、台風のようなイメージで記述される現象すべてについて。 ・・・ 周縁に対する興味が薄れてきたことと同時に、あんま社会的なこと現実的なことに関心…

今日も元気だ。

たばこの美味い季節になりますた。 秋になって料理がしたいと思い立ち「ゆきひら鍋」を手に入れた。 「白身魚の煮つけ」や「味噌煮込みうどん」なんか作ってみたりして、なかなか楽しい。 そいえば、ここ何年も包丁で手を切ったり火傷したりしたことがないの…

虹の向こう。

(書き途中) 仮想現実、みたいなものと現実をどう考えたら良いのだろう。 現実のなかにも仮想現実っぽいものがあって、テクノロジーによってその境界線はどんどん変わる。 テクノロジーは仮想現実を現実っぽく見せるが、それは現実を塗り替えるのだろうか?た…

チキン。

♪ The Chicken / Dave weckl Band ここ最近ありえないほどの集中力が出て、10時間ぶっつづけで机に向かったあと、すごい憂鬱だったのは、なぜだろう。 飲まず食わずだったからかな。 ぼーっとしていたら、友人の誘いを受ける。 餃子を食べて、餃子を食べて、…

心地よさと普遍性。

それを心地よいと感じる人が周りにいるから感じられる、心地よさ。 あるいは普遍性って、そういったものの一種かもしれない。 プロダクトデザインでも、もっと見えない制度や文化の領域でも。

本棚。

たぶん、人に見せたい本棚と見せたくない本棚があって。 見せたい本棚は帰属意識のあらわれ、見せたくない本棚は劣等感のあらわれ、なんだろな。 今の自宅の本棚が「見せたくない本棚」になっているのは、何としたことだろか。

分類、という思考パターンについて。

何らかの「全体」について知ろうとするとき、細かく分類して、ひとつづつ説明を加える。 たくさんの分岐*1を作って、条件によって腑分けして、ロードマップを作る。 それによって「全体」を俯瞰したような気になる。 ううむ、これが使える場面は多い一方で問…

「風景」再論

ここからのつづき。 (http://d.hatena.ne.jp/soraniukabuniji/20090819) 「風景」として語られる事柄のどこに違和感があるかって、そこに生きた現実や時間の経過がないこと。 車窓からガラス越しに、あるいは絵画のキャンバスの向こうに見える「風景」という…

三浦雅士『身体の零度』

身体の零度 (講談社選書メチエ)作者: 三浦雅士出版社/メーカー: 講談社発売日: 1994/11/02メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 27回この商品を含むブログ (37件) を見る

安冨歩『生きるための経済学』

生きるための経済学 〈選択の自由〉からの脱却 (NHKブックス)作者: 安冨歩出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2008/03/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 11人 クリック: 245回この商品を含むブログ (70件) を見る異端の書。 社会的にやばい立場に追い…

過去と未来。

Guilt is retrospective; responsibility is prospective. 電車で向かいの席だったひとの目を瞑ったときの表情が昔の・・・何でもない。 気づいたら自分の降りる駅を通りすぎちゃって、もう都内から出ていた。 街をいろどるやさしい光が高架線の向こうに見え…