過剰さ


人の抱えている過剰さの質にはいろいろある。
たとえば、こういうこと言う人がいて。

あと、僕が生まれたのは岐阜で、いまも実家が岐阜にあるんですけど、ほんとに魅力がなくなってるなっていうのを感じますね。もう目指すものがないっていうか。ここで成功して何になるんだろうという、地方には人をつなぎ留めるなんか魅力みたいなものがまったくなくなっています。東京にはいっぱいあるコンテンツが地方にはまったくないということ、それは気の毒だと思いますね。
(http://bunshun.jp/pick-up/muri/interview/index02.html)

一方に、いなかで司法書士事務所をはじめて、どんどん金を貯めてバイトを雇って使うとこもないから、何台もベンツを買ってドライブに行ってジャスコでいちばん高い肉を買って食って、どんどん子供つくって野球や駅伝やピアノやバレエをやらして競技会を見にいって、子供にも同じ職業に就かせて、あらゆる出来事に対応した保険に入っているから何が起きても金の心配はなくて・・・そういうことに至高の快楽をおぼえる人もいる。というか、いなかはそういう人が中心だから差異とか価値とかつくれなくてまた出遅れる。『ワイルドスピードMEGA MAX』が公開1週目で世界何か国で1位とか書いてあったけど、町の映画館でこれが今週1位のとこは全部いなかだろう。いつからこうなったのか・・・