きれいな女の人

きれいな女の人を見ても「きれいだなぁ」「こういう服が似合うかな」「どんなことを考えているか話してみたい」とは思うけど、つきあいたいとかずっと一緒にいたいとは思わない。起こりそうな状況をあれこれ思い浮かべて満足。それなら気の合う男の人と近所に住んでときどき喋ってというほうが憧れる。

気の合う女の人と近所に住んでときどき喋るのもいいだろうけど、女の人とのそういう関係は、なんか切なくなりそう。最愛の人をひとりだけってのが慣習的に良いとされているから。

気の合う人と近所に住んで、誰かがかぜひいたら「はちみつレモンティ」を作るような、あたたかい感じがいい。
一般的にはそういうのは結婚して家庭のなかでやることだろうけど、孤立した家族だけしか人間のつながりのないという状態は、とても心細いものと思ってる。

結局、親密な人間関係はいつも、気の合う男の人が数人と、気の合う女の人が1人か0人、という状態になる。