2011-10-02 かえる/かくれる 日記 隣人が欧州へかえっていった。 モラヴィアとかパヴェーゼとかイタリアの小説を好きで読んでる人が身近にはじめてあらわれて話がもりあがった。つよい味方を得た気がした。 何ひとつ話のつうじない*1人達だけが残ってしまった。 「倦怠とは一種の現実感の欠如、不充足、もしくは希薄な状態なのである」 ―アルベルト・モラヴィア『倦怠』 うまくかくれられるように。 *1:記号として共通の言葉をやり取りすることはできるけれど、ある瞬間に「ああこの人には何も伝わらないのだな」ってやり取りを挟んで、それから先はなんも話したくなくなる。