夢を売る

金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか

金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか

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昔の同級生から、「天王洲アイルの航空会社で働いて3年目、一般職同期の彼女とシンガポールへ夏休み旅行へいった」って話をきいて、つまらんと思った。うちの親みたいな一生奉公人...たとえ名門大学とか出ても、彼らにはなんの洞察もなく、ただ会社の部品として人生を終えていくのだろう、と思った。
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一方、芸術・学術方面で身を立てていこうという人々は、一般に、同水準の勤め人より生活条件が悪い。彼らは、労働市場の需給バランスが悪いから「夢の安売り」をさせられている。
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「世界についての何らかの洞察を得ること」「よい生活条件を得ること」両者のバランスとして、ちょうど幸せそうなのは...

1.アイドルになる
村上隆になるとか草間彌生になるとか...成功する確率はとても低い。
2.夢の安売りをする人々の親玉になる
美大の教師・事務員になるとか、役所の文化官僚になるとか...
3.労働供給の少ない市場をとる
地方都市で陶芸をやるとか、地方の学校教師になるとか、地方の役所の審議会に多く出るとか地方マス・メディアの御意見番になるとか...
4.本業ではなく副業にする
専業主婦になるとか...