謎。データベース。神秘。そして謎。

14歳くらいのとき、世界が急に深みのあるもののように思うようになった。この世界は謎に満ちている。
20歳くらいのとき、世界は急に深みを失い、単純で平板なものとして再び立ち現れた。この世界はもはや見え透いている。
それから、ひとりきりで過ごす日々を孤独とも感じなくなった。
日常とか生活というものから遊離して、観念のなかにあそぶこともできるし、あえて日常にべったりと貼りつくこともできる。