#3 KxY

カン松xヌメカナを見た。
被写体の内面にせまること、つまり彼女の外部と内部を空間的・時間的にへだてる境界線をあらわにしながらそれを絶えず侵犯して塗り替えていくことで、恥という感情を引き出そうとするカン松に対し、秘密をかかえた過去の自分のようなものを一切もちあわせていないように見えるヌメカナは、あくまで空間的に、境界線のゆらぎのもたらす、あのとろけるような快楽に、ただただ身をゆだねるのだった。
無時間的な空間をただよう、けっして汚れない身体...