#51 恐怖


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ソニー「中高年リストラ」の現場 「キャリアデザイン室」で何が行われているか? 】
http://toyokeizai.net/articles/-/13335

ビッグエコー第一興商、恐怖のパワハラ&リストラの実態「ぶっこんで潰すぞテメェ!」】
http://www.cyzo.com/2013/04/post_13134.html

【 「ステーキのくいしんぼ渋谷センター街店のパワハラが酷すぎる件 】
http://www.kimasoku.com/archives/7061626.html

情熱によってではなく、恐怖によって駆動される現代日本の労働の風景...
自分の少ない友人知人のなかでも、こんな感じで25歳までのうちに3人が会社を追われ、2人は精神障害者に登録された。
正規雇用と非正規雇用の差をなくして、解雇規制をゆるくしたら軋轢は少なくなるだろう。
これはダメだと思ったら、さっさと次へ行けばいいからね。
もちろん、資本側と労働側の力のバランスを調整しないといけないが。
でも、今の日本の会社って、実は内部で人が余っているので、失業率がはね上がるだろうな。
すると、人事権を握った者が、解雇を手玉に取って、今よりもっと横暴をきわめるようになるだろう。
労働者の数より雇用の数のほうが少なく、雇用にありつけない者が飢死する社会というのは、人事権がものをいう社会だ。
我々はもっと旧ソ連の社会について学んだほうがいいな。

2
飢餓と紛争に苦しむ地獄と、人々がヌクヌクと暮らす天国。
ここに、地獄から天国へ続く1本の道がある。
ある失業者は門番のまえで芸を見せる。
さみしそうな猿の物まね。
門番は複数で失業者のまわりに座り、ニヤニヤ笑いを浮かべながら、「もっとやれ!」とけしかけて、失業者を鞭でぶったり棒でつついたり服をぬがせたりする。しかし、失業者が何か一言まずいことを言って、門番の機嫌をそこねると、「おまえはクビだ!」の一言で、舞台に穴があき、失業者は奈落の底へ落ちていく。
すると間もなく、門前に長い列をなした失業者の群れのなかから、門番のもとに犠牲者がまたひとり差し出される...
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3

こちらは、名門大学→一流企業→転職という8人のインタビュー。
「何が楽しいとか、何をやりたいとか、既にそういうのはわかんないけど、今んとこ村で食わしてもらってるので、明日も畑に出ます。この状況を納得するための言葉をいつも探してる!」って、なんちゅう百姓...
知的労働というのは、畑に出て雑用をこなせば一定の収穫がえられるようなものではないので、人が情熱的になる仕掛けがほしい。その情熱が、「下っ端の者をいじめぬく」という暗い感情に支えられているのは、あまりにも陰惨で、末期的だ。