ふたつの壁

生きていると、なーんも興味ねぇなぁ...って無気力になる状態がある。この状態をよくみていると、どうやら、人は誰でも「知力の壁」というものと「好奇心の壁」というものを抱えていることに気づく。
「知力の壁」というのは、たとえば難解な数学的概念が、私にはどうにも理解できないなあ、という感じ。
「好奇心の壁」というのは、たとえば倉庫に大量に並んでいるワインの銘柄と産地についての膨大な一覧表をもらったとき、私にはどうも興味がわかないなあ、という感じ。
私は生きていて、ほぼ常に、この2つの壁にさえぎられていて、なーんも興味ねぇなぁ...って無気力になっていることが多い。
そういうとき、「生きていても意味がないなあ」と思うのだが、今日気づいたのは、それ自体について考えることは意外とおもしろいということ。つまり、私が、あるいは誰それが、ここに「知力の壁」あるいは「好奇心の壁」を抱えているのは、どういうことか?って考える。