仕事のくだらなさとの戦い
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やたらと暑い上に、数日前に食ったラーメンの茹で汁をほっておいたのが発酵してついにバイオハザード状態に突入した部屋から逃げるように町へゆき、本屋で立ち読み。なんとなく盛り上がって、30冊もながしよみしてしまった。
- 作者: サムシング吉松
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 1999/10
- メディア: コミック
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2
仕事のくだらなさについて書いてる本を何冊か、ながしよみした。
3
- 作者: 佐藤和夫
- 出版社/メーカー: 大月書店
- 発売日: 2005/12/01
- メディア: 単行本
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4
- 作者: 渋谷望
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: 単行本
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5
- 作者: 加藤智大
- 出版社/メーカー: 批評社
- 発売日: 2012/07/01
- メディア: 単行本
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彼が捕まったとき、いろんな評論家があれこれ言ったけれど、本人の話をきく前に精神病だの社会の闇だのワーキングプアだの青森の県民性だのオタクはキモイだの、あれこれ言うのは、早とちりだったと思う。むろん、これが本人の話ではないという可能性はあるし、本人の話をきいた時点で事態の全容が完全にわかる、ということもないが。
さて。
マルクス主義者ではない被告人が、今の人々がやる仕事のくだらなさを体感したことについて書いていた。しかも「アキバ趣味」も同様にくだらないって話。「孤独感」という言葉を、彼は何度も使っていた。これについて、今のところ、私は、「人生のなかで人としゃべったり何かしたりして、心をかよいあわせることが楽しい」ってのが、人生のくだらなさから逃れる、おそらく唯一の道だと思っている。そしてその「人としゃべったり何かしたり」ってところに、仕事とか文学とか芸術とかスポーツとかエクストリームスポーツとか、与太話とか、いろんなものが入ってきたら、理想的かな、と思う。*1