妥協マシーン

1
恋愛体質みたいなのがよくわからん。
たとえば映画好きのカップルが部屋でDVDをみるとか、かなり理想的なように思うが、こちらが『ミッドナイト・イン・パリ』をみたいとき、あちらが『地獄の黙示録』をみたいとなったら、どう折り合いをつけるのか?
2
人はいつだって孤独なものだ。
これに対する、ひとつの解決策は、バカになること。
ふたりで予告編だけみれば内容がわかる邦画、『ソラニン』のようなものを2時間かけて、涙をながしてみればいい。
「泣ける映画だったね!」とか言ってさ。これなら安心。
日本社会に完全に溶け込んでいる。
3
「妥協マシーン」とかいって、コンピュータが自動で映画のあらすじを作ってくれるパソコンソフトとか、あったら気持ちわるいけどたのしいかも。『ミッドナイト・イン・パリ』を10分みて、『地獄の黙示録』を10分みて、あらすじを見て、それを交互に繰り返す。
あれは何の映画だったのか!?
4
「Tokyo Graffitti みたいなペタな安堵感」をうまく描写できたので、今日はよしとしよう。