AKB to ゴリラ

1
銭湯はいいもんだ。
煮詰まったときに出掛けると、気分転換になる。
老人はほぼ無料で入れるようになっていて、うらやましい。
きっと私が老人になる頃にはこういう贅沢なものはなくなっているんだろう。
年金やら何やらあわせたら、普通の主婦やって来たおばあさんでも何千万もかかる老人ホームに入れるほどで、老人への所得移転はすさまじいと思う。
とはいえ、今の若い人におもしろい人なんて、ほぼ誰もいないように感じているから、「若者を守ろう」と言う気にもならず。
2
資本の効率化とそれによる商品の規格化で、街の風景がどこまでいってもコピー&ペーストになっているのと同様、どこへいっても似たような顔の人が歩いてるようなかんじがした。
きのう歌舞伎町から駅のほうへ帰る途中、ギターを抱えた若い女が逆方向へあるいていた。
私がビデオ店に入って出てきたら、別の女、ギターを抱えた若い女が逆方向へあるいていた。
ほとんど同じ格好をしていて、時間が戻ったのかと思った。
3
こないだテレビで「霊長類の群れの個体数は脳の大きさと相関している」という話をやってた。
細かい数字は不確かだけれど、チンパンジーは15人、ゴリラは30人...人間は150人くらいだった。
たぶんテレビの世界も、そのくらいの数の売れっ子芸能人が、入れ替わり立ち替わり出ているのだろう。
という話をみて、歌舞伎町を歩いていたら、この町は150人単位のユニットが非常にたくさんあつまって出来ているのか!って、とてもふしぎな気持ちになった。
4
あと「AKBはゴリラじゃなかった」ってのも驚きだね。