2011-12-11 枯れ木も山のにぎわい 日記 小説の巧拙は比較可能だし客観的に評価できる。 小説の好き嫌いは比較可能だが客観的に評価できない。 小説の優劣は少なくともこの両面をあわせたものだから、ほんとうは客観的に評価できない。 だから「日本の小説は1位が漱石、2位が三島だから他になんも読まなくていい」みたいな話はまちがっている。 この種の単純化はいたるところにあって。 何を知るときでも視点は多いほうがいいに決まってるし、視点が少ないときは大切な認識を取りこぼしていると思ったほうがいい。*1 *1:しかし視点を多くするのには時間的なあるいは能力的な限界があって・・・