移動手段

久しぶりにお香を焚いたら気分がよくなった。
かすかに異臭のただよう、灰色と土色の煤けて干からびた町が全然すきではないのだが、石渡治の漫画とか読んでいると、どうしてか枯れたような気持ちになって、たまに出掛けてしまう。
そして結局、拘置所の門の脇とか水門の前とか昔の遊郭の門とか、ある意味で地の果てのような場所にたどりついて、逃げかえってくる。
自転車より速い移動手段が要るかもしれない。Vespaがほしい。
スピードメーターのデザインひとつ取っても、すぐれていると思う。