冒険の遍歴

・友人Kと中村橋にて中華を食う。吃驚するほどウマウマ。
・いつもの通りコジマ嬢に髪を切っていただく。
・池袋に行って、ある本を読んだ。〈リア充〉幻想―真実があるということの思い込み
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「モテ」とは承認である。
人は誰かに承認されたい。
しかし今は承認されてるという実感を得ることがむずかしい。という話。
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ここからは個人的な雑感。
テレビとかジャスコの提供する「定番リスト」に違和感があったり物足りないと思ったりする人は、孤独に暮らすか、趣味嗜好の近い者たちで固まってとても小さな集まりを作る。
そこには「自分(たち)はこの世のうちの少数派である」という意識・疎外感がうまれる。
一方、テレビにいつも出てくる芸能人・有名人は全部で数百人しかいない。*1
つまり、実際にはほとんどの人々が疎外感をもつことになる。前代未聞の事態だ。
だから集団的意思決定が全然まとまんないのだろう。政治とか。
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終盤、秋葉原サブカル的な新感覚メイド喫茶シャッツキステ」と思しき店が取り上げられていた。
(http://schatz-kiste.net/)
ここ、面白い。
「森ガール」みたいな女の子たちがキビキビ働いているから心地よい。
一方、やっぱ商売でやってるから友達の家へ行くのとは雰囲気がちがう。
そういった場所。
「人間による全ての行動は演技である」のは事実。
しかし、「自然体でいること」を演技する*2のは、非常にむずかしい。
演技って、稽古があるのとないのと随分ちがう。

*1:テレビ・スターというと、僕なんか『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』に出てくる週70時間テレビで喋る人型ロボットを連想してしまうのだが。

*2:高校のとき、クラスの文化祭で「教室を使ってデートクラブをする」という唾棄すべき企画につきあって、同級生の女子生徒に変なことする客の始末をやったことを思い出した。どんな行動にどんな反応を返すか、当事者でない人が決めるのは無理だ。