快楽と動物。

数理は大切だ。
とはいえやっぱ、あんま適性ないみたい。
抽象的な思考をめぐらし、手を動かしながらひとつずつ自分なりの理解をかたちづくっていく過程って、ピアノの個人練習のように孤独だから、よほど集中力や日々の慣れがないと、面倒になっちゃう。
小平邦彦が「数覚」という言葉を使っていたけれど、まぁ、音感のようなものみたい。
それよりか、やいのやいのと思いつきで喋ったり、タフなネゴシエーションしたり、そういうほうが、どう考えたって動物的な本能には近いね。
あるいは、単純な作業をこなしたり、ってのも、本能を刺激する高揚感はないかもしれないけれど、そのぶん難しいこと考えなくて良いから、気楽だと思う。
ビール飲んで「がはは」と笑っていれば良いからねぇ。
しかし、そういうのって美しいあり方だったり望ましいあり方だったりするのかな、と考えると、どうなんだろ。
やはり、数理はたいせつ、という結論に戻る。
さて。
外が涼しくなったようなので、表参道の服屋にまゐります。
今日はいいタイトルが浮かばないなぁ。
ばーい。