Every mortal thing has a beginning and an end.

自分一人、こんなことをしていて大丈夫なのかと思いつつ、発散しつづける思考の流れにまかせて、フィリップ・アリエスを読みはじめた。
いつか、"mortal"ということをめぐって、時間的/動学的な記述を織り込んだ、社会システムの一般理論を立ちあげてみたい。
行き場所がなくなったら・・・知らない。
そんな口上はさて措いて、常々、門外漢の事柄には口を挟まぬよう気を配っているつもりで、にもかかわらず突然こんなことを述べ立ててしまうと、酒を飲みつけていない学生の酒談義のようで恐縮なのだが、数学書エクリチュールがとても気に入っている。
最近読んだものでは高木貞治『初等整数論講義』が、流麗かつ緻密な記述によっていて、読んだところで実用性な利用可能性はまったくないのだが、『源氏物語』の谷崎による現代語訳を読んだときとおなじくらいの戦慄をおぼえた。