戦場にて有無を言わさず作られていく新しい自分

戦場において、徴兵された兵士は同じ軍服に身を包み、ともに戦闘行為を行う。
しかし、彼らはそれぞれ固有のバックグラウンドを持っているはずだ。
そこ以外では絶対に会うことのなかった人と人が、戦場において、生命共同体として行動をともにする。
兵士の休憩・・・ちょっとした時間に、彼らは身の上話をすることもあるだろう。
そんなところで交わされる話のうちに、特に最初の頃に語られることに、もしも誇張や嘘が混じっていたら、そのさき彼は、何を思って、どんなふるまいをして、戦場でどんな時間を過ごすのだろうか・・・?