地球の裏側のサッカー。
コパ・アメリカの決勝。
カードはもちろんブラジル×アルゼンチン。
突然目に入ってきた。
圧倒的な威力を持ったシュート。
斜めから入った。

すごいじゃないか。
スーパースターの誕生だ。
嬉しいじゃないか。
虫の鳴く音。


‐○‐


こんなに侘びしいのはなぜ?
自分の中で風化したうたをたよりに、うた箱を引っくり返してみても、うたって舌先の記憶に残っているから…でもわからなかった。
新しいうたを求めている…?


‐○‐


昨日は愕然とした。
僕の言葉があんなに響かないものだとは…
言葉に存在を賭けてるんだな。
それは、でも昨日初めて解ったこと。
「言葉なんて完璧じゃないし…」なんていつも言ってた。
全て紋切り型の反復だった。
ぐらぐらしている。
なのにまだ語っている。
届かない言葉…
繋がらない思い…


‐○‐


測り合う。
生きることって、誰かと何かを測り合うことの積み重ねなんじゃないか。
「誰か」というのは人に限らず、「測り合う」のはあくまで繊細に。

沈黙と測り合える…そんな存在に憧れる。
だって…言葉なんて、特に自分の語る言葉なんて、まやかしじゃないか。
ひらひらしていて、自己完結的で、しかも誰かの言葉の劣化コピーで…


‐○‐


夢に…
逃げ道が…
存在感覚の…
誰もが持ってる…

夏休みが始まる。
そんなことを考えてみたい。