#93 きめぜりふ

円城塔という人の小説を難儀してながしよみした。
これに意味があるとは、まったく思えない。
ネットの記事に、この人がフィリップ・ソレルスが大好きで筒井康隆が大嫌いと書いてあって、なるほど、おれとは逆と思った。
きめぜりふ、さして意味のないきめぜりふが好きなのだろう。
同時に、そういう粋がってるやつを横からチャカす笑いがきらいなのだ。
やたらと理系の専門用語をふりまわしたくなっちゃう、入学したての一流大学生を、町でときどき見かける。
文系でも、たまにいるかな。法律用語とかね。
ほほえましいような、ちょっと窮屈なような。