# 77 全知全能
1
- 作者: 橋爪大三郎,大澤真幸,宮台真司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/02/15
- メディア: 新書
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彼らが対談のなかで描くのは、「すべてが政治になる」中国。
これは、どうも色気がないように思う。
彼らはある社会というものを、静態的に図式的に描こうとするから、こういうことになるのだろう。
たとえばアメリカには、ジャズがあり、ミッキーマウスがあり、ベースボールがあり、NASAがあり、Appleがある。
こちらはそういうのを知りたいのであって、それには歴史におもむくことだ。
2
- 作者: 柄谷行人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1997/09/10
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こうして対談の場に出ると、それぞれの人の話の特徴がよくわかる。
しかし、この対談はいったい何をしているのだろう。
さっきの対談が、すべてを政治的に語ることに専念していたのに対し、こちらは文学論争、というより、明治以降にあらわれた主要な文藝評論家についての印象をそれぞれが語ることに終始している。
扱われている話があまりにも観念的で、何をしているのかよくわからない。
あとで気になる断片を拾いあつめなくては。
3
【 京大ゴミ講究戦争の行方 】
http://www.kyoto-u.com/lounge/hokubu/html/200502/05020017.html
うまいこと標準化された現代自然科学のように、カノンが1種類だと、結局このようにエゲツナイ序列ができあがる。
一方、昔から魑魅魍魎がうろつく文学のように、カノンが無数にあると、結局だれも読みきれない。
はて...