#73 生活者?

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NHKに経産大臣とエコノミスト2人(今の政府の経済政策に賛成する人と反対する人)にまじって「生活経済ジャーナリスト」という40代の女性が出ていた。
明らかにものがわかってない人の話し方は、どんなに専門用語を駆使したって、すぐわかるので、調べたら、ポジティブシンキングの資格試験とかいっぱい持っていて、日本年金機構静岡県評議員をしているらしい。なんとまあ...
こういう人が紛れ込んで、大きい声で怪電波をとばすことで、参加者の気分がわるくなり、人間の思考というのは破壊される。なんとかならんものか?
2
同じ「生活者」ならオアシズの2人でも呼んだほうがよかろう。
この情報社会*1には知識がいくらでもあるけれど1人の人間はそんなにため込めないので、全知全能のフリをすると必ずボロが出る。
力を抜いて懐疑と興味だけ持っておくほうがラクだ。
素朴な疑問からはじめて、少しずつ自分で考えたら、いろいろわかってたのしい。
3
近頃はやりの「意識高い系」の連中が毎週末資格試験を受けてるというか塗り絵をやってるって話についても、同じことが言える。
彼らはきっと、何かについての知識を得たり技能を身につけたりしたいという気持ちがあって、しかし何をまなべばいいのかわからないのだろう。
資格試験とか自己啓発とかでやる気を出すのって、麻薬中毒みたいなもんでしょう。常習者になっちゃいけない。

*1:まぁ、アレクサンドリアに巨大図書館がつくられたころから、状況は同じだね。