#59 禁断の本棚

1

【 A room without books is like a body without a soul 】
http://bit.ly/YaFL4U

壁一面に本が置かれた状態を擬似体験できるコンピュータ仕掛けの本棚や、それの並んだ本屋さんのような装置(a)と、実際に読書している状態を擬似体験できるコンピュータ仕掛けの本のような装置(b)と、読んだ本の感想について語り合うコンピュータ仕掛けの喫茶店のような装置(c)...
これらがあれば、今よりもっと多くの本が集められて、しかも大幅な空間の節約となる。
あんまり本が出回っていないような田舎に住んでいる人も楽しくなる。
(a)は、液晶テレビがついてる自販機みたいなやつ。あんなにツルツルでは気持ちわるいけど。
(b)は、iPadのようなタブレットPCを使った電子書籍でもいいけれど、あれは本とは微妙に質感がちがう。
(c)は、ネットの個人ブログのようなところでもいいけれど、微妙にちがう。
Amazonで選んで、電子書籍で読んで、ブログで語る」という組み合わせでは、控えめに言って、あまり楽しくない。
2
本を読むこととネット上の情報をみることには、どんな違いがあるか?
なんだろう?本というものの質感かな?がんばって手に入れる感じかな?1つのことについて、じっくり考えることかな?
たとえば、菅原孝標女源氏物語の絵巻物を人から借りてきて、「はしるはしる わづかにみつつ こころもえず こころもとなく おもふげんじを...」と書いた、あのわくわくした気持ち。
3
この部屋では、映画鑑賞については、そういうシステム(ビデオ屋と映画館と喫茶店を組み合わせたような感じ)を組んであるから、昔の映画を1000本くらい持っているけれど、空間としてはお弁当箱2つ分におさまっている。喫茶店の機能があんまり充実してないけど。
音楽鑑賞については、そういうシステムを今まったく持っていないので、何も聴かないというような状態になっている。