#57 ロマン
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- 作者: 広井良典
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/01/22
- メディア: 単行本
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別に経済成長を国の目標にしなくてもよくないか?人々の暮らしの安定のほうが大事だよ?って話だった。
日々きちんと栄養をとって、適度に体を動かして、病気にかかったらきちんと治して、お風呂に入って、よく寝て、気分がよくて、近所の人といい関係を築いて、自然を大切にして...
2
しかし、定常型社会ってのは、結局のところ、つまんないんだよね。
毎日おなじことの繰り返しで、あまりにもつまんない場合、気分がよくならない。
だから火星にロケットを飛ばしたりする。
【火星】はるか彼方の地表に思いを馳せる・・・【最新画像】
http://www.gekiyaku.com/archives/15791499.html
とはいえ、これから火星をいくら探索しても、20世紀の科学やSFが描いたことのほかには、認識論的な変化は特にないと断言できる。だから、火星探査は、ある意味ではムダとも言えるし、それとは無関係に、火星探査にはロマンがあるとも言える。
どういうことかというと...
ムダとは、それを取り除けば即座に何かが改善する、というもの。*1
ロマンとは、人格をもった人間が自らの意志や誇りでもって何かを成し遂げる、ということ。
*1:同時に何かが悪化するかもしれないが...