#18 ニッポンの未来 未来のニッポン


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【勤続38年、多額の厚生年金を支払ってきた挙句が、年額200万程度か】
http://blog.livedoor.jp/ikuzi2p/archives/6199610.html

いなかなら、ほんとうに家から1歩も出ないから、食料とジャスコへいく車とネットの出費だけで、1日1000円あれば暮らせるよ。空き地をみつけて畑とかやれば、もっと安い。
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とはいえ、みんな田舎暮らししようよ!って『ソトコト』みたいな無責任なことも言いづらい。
地方住まいのいちばん辛いのは、ジャスコへ行って近所の人に会うと、すぐ「あのうちの嬢ちゃん東京に嫁いだらしいよ」みたいな噂になって、テレビを見ると「東京のスカイツリーでは...」みたいな話になって、思ったことが言い合える話し相手もなかなか見つからないし、この世界から何となく取り残されてるような、みじめな気持ちになること、かな。
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話し相手をさがそうにも、地方にある既存のコミュニティは、保守派・ヤンキー・あるいはオタクに都合のいいようにできていて、おもしろがり屋さんは入りづらい。なぜって、なにかをおもしろがる、という態度そのものが都会的だから。いなかに住むと、そういうのが全然なくて、都会とくらべてみじめな気持ちになる。
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気の合う相手がみつかって結婚でもしたら、そういう感じもなくなるだろうけど、奥さんが家庭にはいって子どもが産まれて、となると本当にお金がなくなってしまうし、奥さんが手芸教室にはいって、子供がサッカー少年団にはいって、町内の納涼祭の設営をたのまれて、というように、四方八方から保守派・ヤンキー・オタクの勢力が襲いかかってくる。
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というようなことを、富士山のふもとで"SWITCH"とか壁一面にならべてる本屋さんの店主と話した正月でありました。長いこと名古屋のビレバンにいた人で、おもしろいものが湧きだしてくる都会はわすれらんないよねぇって。都会の人間としては、本屋だけでなくレコード屋・ライブスペース・手作り雑貨屋・喫茶店・古本屋・映画の興行・DJブース・バー・古物商...同じセンスでやれるものを、思いつくかぎりいろいろ兼ねたらいいんでねぇの?とか、テキトウなことはいくらでも言えるけど。
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たとえば、小さな映画館とか楽しそう。東海道に点在するおしゃれな店の閉店後の空間をつかって、自主制作映画とか流す仕組みって、作れないだろうか...木戸銭500円くらいで。シネコンのたれながす大味なものに、人々はそろそろ飽きてきていて、別の流れがあるほうがいい。