スマートエネルギーとは何か(仮)

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オーム社という、電気工学に詳しい出版社の目録をみた。
50冊くらいおもしろそうな本を見つけて、これから楽しくなりそうだ。
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スマートエネルギーとは何か。
この分野は、柏木孝夫という人が中心になっているようで、わかりやすい図をみつけた。
ここにある「スマートシティに活用される最新技術概念図」というもの。
(http://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/iten/service/newsletter/i_02_71_1.html)
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まあ簡単に説明すると...
エネルギー資源には、再生不能エネルギーと再生可能エネルギーがある。
今までは再生不能エネルギーを主に使ってきたが、これはいずれ枯渇する。
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これを避けるには、
・エネルギー源の変更(再生可能エネルギーの割合を増やす、今まで捨てられていた熱などのエネルギーを役に立てる)
・エネルギーを送るとき(送電とか)のロスをへらす
・エネルギー利用効率の向上(電気製品・機械製品の設計変更...コンピュータをつかった制御も含めて)
・エネルギー利用を減らす(これは省エネと呼ばれている)
...このくらいかな。
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使える新技術としては
・蓄電池(電気があまったとき貯めておく)
・熱の輸送(電気エネルギーから熱をつくるのは効率がすごいわるい)
・ヒートポンプ(よくわからん...)
・家の太陽光発電量などのデータをインターネットで発電所に送って発電量を増減させる
...とか。私のしらないものもきっとある。
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疑問点としては
a 新しいエネルギー源を、前からある仕組みにどう組み込むか?
b 新技術に特有の危険は?
c 実際どれくらい効果があるのか?...ここでの効果は、「同じ暮らしをしたとき再生不能エネルギーの使用量はどれだけ減るか?」と言い換えられる。これは「削減できる費用」として定量化できるかな。「削減できる費用」-「新システムの導入・運用にかかる費用」が(長期的に)プラスであれば、経済的には合格。
ちなみに、cにbを織り込む(つまり危険をリスクとして定量化し、費用として損得勘定の対象にする)ことは、個人的には反対。ある危険を(一般的に)いくらの(金銭的)損失と考えるか、これは計量不能だろう。