やまとうたは...

やまとうたは ひとのこころをたねとして よろづのことのはとぞ なれりける

1
「1回限りの経験」を「よくある体験談」にかえること。
東北のほうで今回のことを和歌にしてよむ集まりがあったという。
31文字の有限の形のなかに感情というかワーってなってる「あれ」を押し込めることで、
はみ出してきて、またワーってなるけど、とりあえず。
たぶん、ここで「万葉集」からorもっと前からの、うたよみの来し方と歌論の系譜と、桑原武夫『第二芸術論』をひくことになるのだが、現物と知識が手元にない。
2
本当にやばいところと噂によってパニックになった場所があった。
たとえば東京にいて、地震そのもので数分後に「こわいこわい」って泡食ってる人って、そんなにいなかったように思う。*1
パニックはマスメディアによって増幅された面はある。
この辺はネットの書き込みを詳しくみるとわかりそうだね。
トラフィックの渋滞、情報爆発、情報疲労あたりのキーワード・・・
新聞社やテレビ局に、制御しきれないほどの情報がながれてきて、そのまま流したら刺激の強い映像や音声が漏れ出てしまった。という線はありそうだ。
たとえば、アメリカの「60minutes」という番組を、同時通訳だけつけて深夜にTBSで流す番組が昔あったのだが、あるときそれをみたら「アメリカで最も凶悪な犯罪者の収容されている刑務所」を特集していて、あまりに刺激が強くてその晩は眠れなかった。
あれと似ているような気がする。
基本的に、日本ではテレビはマッサージだから。

*1:実はこれはわからん。