無間地獄

そろそろ自分の知的能力に見切りをつけて、労働の無間地獄に出発しようとおもう。労働者の世界。
自己満足だけど少しは意味があったように思えた考えごとや読書・芸術鑑賞からは、たぶん全面的に手を引くことになるだろう。
こういうことは毎日つづけないと腕が落ちる。
ここから先には何の意味もない数十年がある。
労働者は体力を切り売りする。
体力的な余裕がなくなると、審美眼や判断力がとても鈍くなる。
思いつきの質がわるくなる。
中学生くらいの自分・・・おもしろいことを何も考えられず、周囲の言いなりになって、裏の便所で吐きながら、とにかく元気に明るく振る舞っていた頃に戻るのだろう。絵に描いたような優等生!
誰とでも仲良くして。大きな声であいさつ。みんなのために。がんばって。
糊口をしのぐ日銭がほしい。
人間としての終わり。悲しいね。