草原のうた。


子どもの頃に聴いたうたが、なぜか最近よくおもいだされる。
3−4歳のときに街中の集合住宅から郊外の一軒家へ転居した。
家ができるまでのあいだ、しばらく、母にくるまを運転してもらって郊外の幼稚園へ通っていた。
その行き帰りに、このうたをよく聴いた。たぶん、母が好きだった曲なのだろう。
いつも同じ道を1時間くらい車に揺られていた。あの草原に向かう道。
何度も再生して擦り切れたカセットテープの、くぐもった音。