ちょっとしたイニシエーション。

初めて電子ジャーナルを使った瞬間、「俺、大人になったな」って、そんな気がした。
70年代の学術雑誌(American Economic Reviewだよ)は電子ジャーナルになっていなかったので、総合図書館の地下に行って、学術雑誌が1年分ごとにまとめて保管されている、黒い背表紙がびっしり詰まった書庫の廻廊を歩くとき、なにか普遍的なもの、崇高なものにつながっているような気がして、どこからか力が湧いてきたように思った。