・冬の青空。
高いビルと低い家が織り成す「稜線」、冬晴れの空に、鳥が舞う・・・
そのときの航跡を、全部集めて、形にしたら・・・!?
そこにスカイトレインがあるのではないか。
たとえば、そういう写真集を作ってみたら面白いと思う。
「鳥になりたい」と言うとき、鳥の何にあこがれるのだろう。
自由?俯瞰?・・・あるいは気ままなその日暮らし?
誰にも見えない状態で、街から街へ、空から街を見ること。
今日は朝時間があったので、夢の続きを見た。
耳の聞こえない少女の手をひき、どこなのだろう、クリーム色の空間を歩いてる・・・
=○=
・きなこもち。
大学行って、図書館行って、終わり。という、それだけの日。
淡々と流れていく日。
赤門のそばにある、カップの自販機で買ったアーモンド風味の珈琲がうまかった。
終わったんだな、とか、始まるんだな、とか。
変わったようでいて、人って、そんなに変わんないよって、そんなこと言っているうちに、もう会えなくなって・・・
たぶんこれからもそんなに変わんないんだろうなって。
それならあの歳月はなんだったんだろうって。
そんなこと考えてしまうと、もう心はどこかへ飛んでいき、茫漠とした感情の中に、置いていかれる。
そういうときに自分の空間って、とても大切で、気持ちを落ち着かせるための、何か。
五感のとらえるイメージだけでなく、昔読んでいた本とか、想像上のものでもいいんじゃないか。
映画も小説も、透明なうちに、仕舞までちゃんと見ておかなければね。
ひとつひとつ丁寧に、自分の中に収めてあげなくてはね。