孤独を感じる瞬間。
生きることの不毛を感じる瞬間。
・・・
こないだ行った落語で、鯉昇師匠の「芝浜」を素直な気持ちで聴けなかった。
人情噺を聴いて、いずれ「良かったねえ」と言える日が来るのだろうか。
迷路のなか立ちすくんでしまう日には、それでも「良かったねえ」「良かったねえ」って。

「カムパネルラ、僕たち一緒に行かうねえ。」

そう言いながら、僕たちはなればなれになっていくのだねえ。
遠くに行ってしまうこと。
生きている限りネットワークのどこかで僕らは必ず繋がっていて、しかし、心ははなれていくのだねえ。
はなればなれになった心で、一緒の時間を過ごすのはやるせないことだ。
浮き浮きした気持ちで会いに行って、一刻も早く逃げ出してしまい気持ちになる。
そして、相手が席を立ち、返す言葉を見つけられないまま、手を振って・・・
「さよなら」と言いながら、かすかに燃え残ったロウソクの小さな炎を吹き消した。
・・・というおはなし。
=○=
「型どおり」を反復することにより、かろうじて形を維持していくこと。
(http://jp.youtube.com/watch?v=_38vtHsRu_g)
水の音、鎖された空間、時間の終わり・・・
=○=
・罪?
エスに対する「原罪」によって大地に縛り付けられていることが、逆に、各々の人間にとって「こんな場所ではいつくばって」生きる理由になる・・・かなぁ?
もっと体系性を意識して知識の収集にはげんでおけばよかった。