金融危機
少し遅いくらいが丁度いい、というのが僕のここでの基本方針。ただし遅すぎたら意味がない。
ここのところ金融相場の荒れ方がすごいね。
10歳の頃から日経株式欄をチェックしてきたけれど、1日で1000円下げとか、600円上げとか、そんな動きが続いたのはついぞ見たことがない。
ケタがひとつ違うんじゃないか、という気がする。
GSEへの公的資金注入(僕の中ではこれは大事件のような気がしていて、基軸通貨の信任の上に乗っかったアメリカ経済の浮沈がかかっていたから・・・)から始まって、LehmanとAIGの退場、相場の全面的な暴落、そして・・・各国政府による金融機関への資本注入、時価会計の一時停止、外貨準備がなくなった国へのIMFの支援(アジア金融危機のときと比べ、今回はどんなプログラムで臨むのだろうか)、それから・・・どうなっちゃうんでしょう。
あくまで予想なのだが、日経平均はたぶん、まだまだ下がると思う。
理由は単純。下げ止まるための材料が見当たらないから。
そうなると金融関連で、大手の一角が潰れる、ということがありうる。
たとえば生命保険なら、先日の日経に「日経平均がいくらを切ったら、逆ざや(資産の運用利回りが契約者に約束した利回り(予定利率)を下回ること)が出るか」の一覧表が出ていた。
今手元にその記事がないので、先日(10月のある日)見たものと似た数字をあるサイトから拾っているのだが・・・間違っていたらごめんなさい。
早いところチェックしておきます。
それによると・・・(24日終値:7649円,ちなみにバブル以降最安値:7607円)

朝日生命 : 12750円
住友生命 : 10400円
三井生命 : 9400円
富国生命 : 9300円
第一生命 : 8800円
太陽生命 : 8270円
大同生命 : 8000円
日本生命   : 7600円
明治安田生命: 7400円

ここで上位に来ている会社はどうなっちゃってんだろう。このままいくと、次の決算ではきっとオニのような赤字が発生しているよね。
生命保険に関する規制とか破綻処理については詳しくないのだけれど、たとえば契約者から預かっているお金が全部底をつく時点が債務超過=破綻、という設定にはなっていないはず。
それでは保険会社と比べて契約者(特に一時払い保険なんかやっちゃってる人)にとってあまりにも苛酷だから、もっと早い段階で潰れるようになっているはず。

あと、事業会社に目を移すと、こういうところに名を連ねている会社は、かなりやばいんじゃないかな。
(http://www.yamato-life.co.jp/company/co/outline.html)
どういう事情で、どういう種類のお金を動かしているのかは知らないけれど、相当積極的にリスクをとる方針でやってきたのだろう。
こういう中から、最後に粉飾決算などが明らかになるのかもしれない。

=○=

・「宗教」「論理」「ファンタジー」!?

「論理的である」とはどういうことか。
「宗教的である」こととは何が違うのだろうか。
神学者のような話をしてみる。

何かを信じること。
別の公理から始めること。
因果関係に別にすること。

そんなようなことだろう。信じるか信じないか。

ものつくり大学の総長って、梅原猛なんだね。
この人の脚本による歌舞伎、見に行ったことある。
そんなふうな、政治家の大々的な汚職とか新興宗教とか、そういうものと自分がつながっていて、無意識にそういう仕掛けの中に金を落としていて、そういうのに気づくと浮かない気持ちになる。
(http://www.anshin-zaidan.or.jp/)
(http://www.nfh.or.jp/)
=○=
・「損する遺伝子」
あ、「株式投資で損する遺伝子」がある、というペーパーが出ているらしい(まだ読んでない)。
(http://mpra.ub.uni-muenchen.de/10895/)
説明はここに軽く載ってる。
(http://stumblingandmumbling.typepad.com/stumbling_and_mumbling/2008/10/risk-taking-in-the-genes.html)
「遺伝で決まってんじゃん」というのは、優生論寄りだね。

=○=
"I AM LEGEND" (2007, U.S.)
あの・・・これ見ちゃったことは隠したほうがいいかもしれない。中学生対象でしょう。
狂犬病の敵たちが歯を見せて襲い掛かってくる映像は、なかなかよかった。
アイ・アム・レジェンド 特別版(2枚組) [DVD]
=○=
"NOTRE MUSIQUE" (2004, France)
アワーミュージック [DVD]
そう、やっぱりこういう紙芝居みたいな映画が好き。