♪ LOVELOVELOVEのせいなのよっ! / 茅原実里

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・微熱気分!
残酷さをめぐって考えさせられること。
今日は少人数でとてもよい雰囲気のなか映画鑑賞会ができた。
これからもこういう感じで、無理に人を集める必要はないが、あつまった人には満足して帰ってもらえるような場にしたい。
今回は『ボウリング・フォー・コロンバイン』と『エレファント』。
2本の作品の繋がりからは、社会性と個別性の対比、という筋書きを軽く描いていたが、どうだったろうか。
アメリカでの銃被害者は年間11000人、対して日本は数十人」というムーアのような描き方をすると、その時点で、たとえば日本で起こった残酷な事件に対する個別的な視線は抜け落ちるよね、というのがまずあって。
だから悪いというつもりはないけれど。
それは「ある視点」だから。

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どうしようもない理由から命を落とすことはあり得ることで、僕や僕らが、困難な学校生活を生き延びてここまで泳いでこられたのも、まぁ、奇跡のような幸運のおかげなんだろうな、と思う。
私事で恐縮なのだけれど、小学校の図画工作の時間に鋏で襲われたことがある。
目玉を突かれそうになって慌てて振り払ったら手のひらを切りつけられて、そのまま血だらけで運ばれた。
左手の薬指には今も傷跡がかすかに残っている。
ああいう世界にはもう戻りたくないと思う。
と言い切ることには無論、大きな戸惑いがあるのだが・・・
しかしそういった不条理で大きな怒りや暴力の渦巻く世界は現実に存在する。
今そうした状況で齟齬感や不安の中におかれている方々には、勇気を持って、事態を打開できるよう、本当にがんばってもらいたいと思う。
みんな自分の居場所を見つけられればいいのにね。
疎外感を感じなくていい場所が、生きている人の数だけあればいいのにな。

次回はシュヴァンクマイケル特集にしよう。
『アリス』とか『ファウスト』とか考えてる。

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・浅田。
俺もこれくらい書き散らしてみたい。
(http://www.realtokyo.co.jp/docs/ja/column/asada/bn/asada_001/)
中西夏之、マティアス・シャーラー、杉本貴志、蔡國強、群馬県立近代美術館のリニューアル+磯崎新展、名和晃平、東島毅、スティーヴ・ライヒアンサンブル・モデルン・・・
恥ずかしいことにひとつも行ってないや・・・
とりあえずこれだけ見てみるか。
(http://www.dai-ichi-life.co.jp/company/activity/bunka/gallery/south.html)