めずらしく試験勉強の話でも。
自分のような劣等生が「勉強がんばってます!」みたいなこと書いても、ためになることは何も伝えられないし、「ケッw」という他に感想ないだろうと思って、自重してきた。
ただ、正直なことを言うと、頭のわるい自分は「ぱっぱっ」というふうに勉強を終わらせられないので、今月は机を前に座っている時間が長い、というか生活の大部分を占めている。
何かひとつでも、「自分にはこれが出来ます!!」って、胸を張って言えるようなことがあったらいいのにな・・・
根が飽きっぽい性格なので幾つかの科目を並列的に進めるのが習慣になっているのだが、長い時間(日によって違うけれど、だいたい7〜8時間くらい?)続けていると、開いた書物のどれにも気持ちが乗ってこず、一行も前に進めなくなってくる時間帯が来る。
そんなところでここへものを書いてみたりするのだが、こんな調子で果たして何科目間に合わせられるか。
まぁ、やれることをやってみよう。
=○=
・空(クウ)なるモノをつかむ
神保町へ出掛けたら日芸の建築の卒展があって、ふらふらと吸い寄せられるように覗いてきた。
たぶん「現存する任意の場所を、あなたなりの発想で作り替えてください」というお題だったのだろう。
作り手の方の実家のそばにある遊歩道や、ジオフロントのようなもの、ナムジュン・パイク専門の美術館、弧を描く一枚屋根の空港・・・いろいろなものがあり、どこかで見たようなアイデアだとしても別にそれでよくて、楽しませてもらった。
行け!稲中卓球部(1) (ヤンマガKCスペシャル)羊のうた (第1巻) (バーズコミックス)
=○=
・奥歯が痛い。
体調が悪くなると必ず痛む。
親知らずでも生えているのか知らん。
試験が終わったら歯医者さんにみてもらおう。
歯医者さんは世田谷に住んでいた頃、何度か通ったレストランで紹介してもらったところがあって、しかし引っ越してからはそれっきりになっているので、久しぶりに東急世田谷線という、あのとろい電車に揺られてみるのもまた楽しいかもしれない。
今回は抜くなり何なり、きっちり直してもらうつもり。
ついでにこんな風景も見てくるか。
(http://opt.ekakisan.net/aw/setagaya/)
(http://www2.plala.or.jp/bunmei/toume1.html)
これ、清澄白河とか森下とか、隅田川より東の話だと思って読んでいたけれど、2巻の途中で見知った商店街が出てきて、はっとした。
ニッと笑いかけてくれるハルちゃんの表情が・・・
半年も経たないのに、随分昔のことのようだ。
出掛ける場所も、話しかける相手も、性格さえも変わった気がする。
それでも何らかの痕跡は自分の中に残っているのだろう。
あの宇宙空間で隔離されたような孤独な闇夜が、あたたかい家々の灯りが、コンビニの帰りに見上げた夏の夜空が、自分のやって来る前からすでに完結していた、うらやましいくらい幸せな東京の生活が・・・
たぶん、小田急線のおそろしいのは、幸せな郊外生活のようなもの全てが線路上のどこかで「ぷっ」って切れてることなのよ。
それで、そこから先はずーっと第三新東京市
街の切れ目は多分に主観的なもので、多摩川を渡ったとかいうのは問題ではない。
成城学園とか和光学園とか玉川学園とか、その辺がキーワードなのかな。
あの電車にはきっと、「東京」という街をかたちづくる、「中の人」と「外の人」*1が両方乗っていて、外の人は自分のように「振り落とされる」という強迫観念をずっと抱えているしかない。
東京宇宙 日本 世田谷

*1:ある街の「中の人」と「外の人」を見分ける一番簡単な方法は、その街の中心市街地へ出掛けることを街の名前で呼ぶか否か、つまり例えば「東京へ行く」という表現を使うか、だと思う。