知らない話しよう。

夜が明けないうちに…


=○=


浅草のバッティングセンターで「セットポジションの山口」というよくわからない設定に翻弄され、打つかってはみたものの1本もまともなバッティングを見せられないまま1000円が巻き取られた。
吾妻橋のたもとでふかした「さくら」の煙が金斗雲のようにたなびいていった。


=○=


『いつか王子駅で』
堀江敏幸はさすがに渋い。
フィクションと現実の往還が妙味。


=○=


・都市化は不可逆的過程である
たとえばジャガイモ畑を一度コンクリートで覆い尽したら、もう農地には戻らないだろう。

・大学進学率は今後下がる
大学なんて無駄じゃん、と僕も言うかもしれない。
結局何をやってんだろうか。
ここ数日、ジャック・デリダの『グラマトロジーについて』を眺めているのだが、暇人でない限りこんなもの読めないわけで、暇人のやる哲学など、所詮、底が見えているね。
という、不安というか周縁意識のようなものを強く感じる。
劣等感というより周縁意識としか呼び名のない気持ち。
現実感の希薄さ。
上手に感情を開けない。
みんなが徐々に自分のもとから離れていって、山の中で孤独に…という真っ白い夢をまた今夜も見た。
いつか連れてってもらった富士山麓の滝。
うすら寒い朝霧高原だった。


=○=


上田秋成を読むゼミに今期は賭ける。


=○=


にしても、幸か不幸か、現実的に想像力を働かすべき事柄はこの世に有り余るほど存在している。
たとえば刑法学とか。
人口統計学とか。


=○=


関係ないけど汐留の台湾広告展+秋の浜離宮、行きたいな。