嫉妬その他の曖昧な感情
なんだかね。
何も書いてないね。
すんごい不完全な情報。
右往左往。
踊ってるように見えるのかな。
近所の大学の図書館の雰囲気が良かっただの、新宿にいい居酒屋を見つけただの、2週間ぶりに世田谷に踏み込んだだの、神保町のCDレンタルが素晴らしいだの、日本語圏でものを考えていくことに限界を感じるだの、愉しいコケットショウのお知らせを入手しただの、頭が痛いだの、そんな話ばかり並べても仕方あるまい。
苦笑でしょう。
=○=
「246」と呟く歌詞。
こんな都心の明かりの中にいても、垣間見える月の色・空の高さを「わあっ…」て思っちゃうあたり、いかにもいなかものだ。
大切な言葉を舌先で転がすような安っぽさを断然排除したい。
「いかにもいなかもの」なんて、だから、酷い。
=○=
ライブハウスにて。
あいつら柄にもないのに「また来てね」なんて…安い笑いを重ねてこぼれ落ちる類の音楽なら、ぶっ飛ばしたい。
=○=
♪Police"ROXANE"
芸術の秋。
展覧会はろくなのがない。
・フェルメール@六本木
・フィラデルフィア@上野
・ムンク@上野
ちっちゃいハコは把握してないけど、何やってんのかなぁ。
おもろいものには飛んで行きますぞ。
=○=
もはやポップ・ソングの大量消費に出るしかないね。
と納得した週末。
文学部を捨てた時点で、所詮は文化を食う側だと確定した…訳でもなかろう。
=○=
王子の狐。
時間と記憶に染まった話に触れると思わず嫉妬にかられてしまう。
「手を出したら殺すよ。」
「早く出ていってよ。」
「此処で殴っちゃいけなって、そんなことも判らないの?」
そんな言葉の鎖が、ひとつずつ絡み合って喉元を鋭角的に絞め上げていく。
=○=
自分の人生の様々な場面に様々な関わりかたをしてきた人々を連日訪ねてみた。
思い知らされるのは、自分はあまり波乱に関わらず生きてきたということ。
誰も俺のことなど覚えていやしない。
虚しさばかりが、ただ聞く者もないまま反響してしまった。
=○=
「生まれ変わることは出来ないよ。
だけど変わっていけるから…」
『フルーツバスケット』から出直したい。
=○=
新しい街での異様な安定感。
この場所には妙な説得力がある。
僕の居場所を開けてくれる感じ。
しかし昨日その中に一瞬浮かんだのは、見えない脅威に対する怯えだった。
取り換えられることへの不安。
漠然としたものだけど、劣等感とか自己否定とか嫉妬心とか、元の感覚を思い出しつつある。
土埃と水溜まりの懐かしい匂い。
消えていた「何か」を探り当てたように思えた。
そこに戻るかは別として。
…にしても今日、言葉が酷い。