あの日飛び出した・・・

「♪夏なつ夏なつトコナッツ/愛あい愛あいアイランド」
とかいう歌がビリヤード場でかかっていて最低だった。
トコナッツもアイランドも、「憧れ」を立ち上げる対象としては吾輩のなかで完全に潰れている。
歌詞としてはうまいんだけどね。
例えば海外旅行をこのノリでしか考えらんないようになったら、吾輩はそれを「ケガレ」と呼ぶしかないだろう。
禊をしてこい、と。


=○=


仕事があったが体調がわるいので家で静養した。
あまりの暑さにくたばっていた。
誰ひとり吾輩を見舞ってくれたりはしないわけだ。この夏も。
別にいいっすよ。
とりあえずおまいらやっとけ、ってね。
アルカイック・スマイルで流してやるよ。
立場ないのはいつものことだし。


=○=


「♪あの日飛び出した…」
椎名林檎の1stを今更聴いて、映画『カサブランカ』を今更見ている。
前者、東京幻想のカタマリのような一枚。
丸ノ内線以外は全部嘘だと明言せんばかりのあのジャケットが、いっそ潔かった。
後者、三角関係の収め方が綺麗だったな。
恋愛より愛国心、か。
最後のセリフは、さすがに別の意味でしみた。