#96 その敵
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鈴木健『なめらかな社会とその敵』って本をたちよみ。
主な論点をならべると...
2
社会というものを生態系のメタファーでとらえる(社会生物学)
生態系というものをコンピュータのメタファーでとらえる(数理生態学)
社会というものをコンピュータのメタファーでとらえる
→コンピュータ・サイエンス(情報理論)による社会学の基礎づけ
分人の民主主義
分人-個人-共同体-国家-グローバル
正義の時代からゲームの時代へ
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人間を粒としてとらえているのが、メタファーとしては平凡だと思う。いわゆる物象化。
もしこの本に意味があるとしたら、話題を新古典派経済理論とか社会的選択理論にしぼって、今ある理論体系に対してどんな批評的意味があるか、という点にあるだろう。
こんなもので社会全体を覆うのは、やばい。