差異が価値をうむ話(仮)

電子楽器の店に行った。
音楽で使う機械の名前が、ややこしくて萎えた。
カタカナがいっぱい使われていて、よく調べると同じ機能をもつものだったり。
似たようなガジェットにいろんな名前がついていると、ぜんぶ買わなきゃいけないような気になる。
彼らは消費を煽っている。
電子楽器は工学によってつくられた機械で、ということは、これらは要素の集合体*1としてできているのだから、本当は、スピーカー、アンプ、D/A変換機、マイク・・・のような基本的なものが、1つのシステムの中に1つずつあればよい。

服屋でも同じようなことを感じた。
似たような布切れに、やたらたくさん名前がついていて、店員が「え?知らないの?買ったほうがいいよ」という調子で説明してきて、うっとうしい。
同じものでも別の名前をつけさえすれば、客は両方買おうという気になる。
それは意図的にやってんじゃないかと疑うほどで、もしそうなら、悪質だ。

*1:要素に還元されない機械というのはあるのかしら?複雑系