日常性


あたしの尊敬する人はお母さんです。
あたしたちを産んで育ててくれたから。
みたいなこという人の思考回路がわからん。
これがわかればこの社会との一体感も出てこようというもの。
個人的な記憶をたどると、鬱病になって数年前に精神病院で自殺した父方の婆さんとか、昔から近所の人の肩書きの話しかネタのない母方の婆さんとか見ると、歳を重ねても人間として何も積み上がってないっぷりがすげぇな*1って、逆に笑えてくる。
いなかのジャスコのマックに昼間から溜まってる老人ども。パブリックエネミー。
その辺に対するあたたかい気持ちみたいなものがいつかどこからかわきあがってくるのかな。謎。
本当にこの社会に対して何の親しみもなくて、村上龍『愛と幻想のファシズム』『希望の国エクソダス』あたりのユートピア小説を読んでいても人間が連帯する可能性とか「わかってる奴はいる」みたいな期待を過大評価しているような気がした。全員ごみだろ。
小学生のころ初めて読んだときはもっと素朴にワクワクしていたのになあ。

*1:まあ近代日本の女ってそんなもんか。例外はあるが。