清酒がけっこう好きなのだが、むずかしいなぁと思う。
価値判断の基準がないのに、どれを飲むかという意思決定はつきまとっていて、何を選んだかによって選んだ人の見識が明らかになるから。
むりやり価値判断の基準を作ろうとしたら、価格とか等級とか鑑評会とか評判になるけれど、そういったものに頼るのは、味気ない気がする。
結局、どぶろくの作り方くらい知っているところで、酒造についてはよくわからないわけだ。
わからないものを信じて、その責任を取るのって、やはり、むずかしい。地縁も血縁も信じてないから、なおさら。
