制服にエプロン


意味をわすれて形態だけ見ても、これは面白いなぁ。
毎度お馴染みの制服のスカートは、細い脚をきれいに見せる。
単色の一枚布を腰で軽く絞って着るようなエプロンは、ボディラインをほのかに見せる。
両方あわせたらすごいことになる。という実例。
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意味の話をごく簡単にすると、この重ね着は、「家庭的であること」と「蓮っ葉であること」という、いわば反対の意味が同時に与えられていることがポイント。見る人のなかでは、その衣装を着た人に与える意味が絶えず揺れ動くから、どうしても視線はそちらを向いてしまう。
さらにいえば、着る人が「家庭的な雰囲気」からも「身近な女子生徒」からもある程度隔たっている、この写真のような場合、そこに与える意味はさらに揺れ動くことになり、視線が釘付けになってしまう。
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AKB48を楽しめる人は、「不純さ」を積極的に楽しむ種類の人なんだろう。
偽装された「清純さ」よりも、張りぼてであることを予感し、想定外のスキャンダルやゴシップの出現を好む、という点で、アニメ愛好者とは決定的に異なる。