「安心社会」と「信頼社会」

社会心理学という分野は、エーリッヒ・フロム含め、多くはまやかしだと思う。
だって、僕の理解の範疇では、仮説に対してまともな証明の手段がないから。
原理としては「風が吹けば桶屋は儲かる」の真偽を調べるとき、始点と終点の関係だけを、つまり「風が吹くこと」と「桶屋が儲かること」の相関だけをとって証明したことになってしまうんでしょ?それって、インチキではないか?
今は状況が変わったということなら、誰か教えてください。
とはいえ、この記事は少しだけ面白かった。
まやかしも多いけどね。
(http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090403/190984/)

ところが、今の日本を見ると、判定者のスキルが足りないために、社会全体では騙す方に有利なところでバランスを取れているのではないか、という気がしています。

僕がいま、仕事が見つからなくて困っている理由が明快に書かれていた。
つまり、「安心の半分こわれた低信頼社会」で生きるための社会性、というより順応性が足りないんだろう。
この社会ではきたない仕事をしないと生きていかれない、と言われてもきたない仕事をする気はないし・・・という本心が毎度、見破られているのだろう。